行き当たりばったり、波乱の連休旅行のスタート! | 足軽さんの酔いどれ航海記

行き当たりばったり、波乱の連休旅行のスタート!

雨。台風接近中。北海道は晴れ、涼し。


5時半頃起床。ヤバい、全く用意をしていない・・・と言う訳で慌てて旅行の荷物を準備し始める。サムソナイトのスーツケースに、スーツ上下・着替えのTシャツと下着・セカンドバッグ・移動中に読む為の小説をランダムで数冊・・・6時過ぎに階下へ降り、軽く食事。何を食べたかは忘れた。親っさんが降りて来たので豊田市駅まで送りをお願いするも、婆様の世話で忙しいと渋い顔。其れでも何とかトヨタ本社前から出るらしい空港バスの停留所まで送って貰う事にする。


6時半、本社前まで来るも乗り場が判らず、ならばと直ぐ近くの愛環三河豊田駅まで送って貰う。が、6時34分発の空港バスは間一髪のタイミングで出てしまった後。愛環で岡崎まで出るか、其れとも豊田市街まで出て乗り換えるか・・・と迷っていたら、豊田行きの電車にも乗り遅れてしまい、仕方無しに駅前のタクシーで豊田市駅まで向かう事にする、タクシー代¥1430也。7時前に名鉄豊田市駅着。急いで切符を買い、名古屋方面の電車に飛び乗る、豊田市ー名古屋間¥740也。7時40分過ぎ地下鉄名古屋駅着。名鉄の駅へと移動し、空港方面の電車に乗る、名古屋ー中部国際空港間¥850也。空港行きの急行が出てるらしいので金山で乗り換えるが、この糞急いで居ると言うのに太田河から何と各駅停車、常滑では後発の特急(有ったのか!?)にまで追い抜かれる始末。刻一刻と時間は過ぎ、また何か忘れ物をしたのではと言う不安と相俟って、わしの苛々は募る一方である。

8時55分中部国際空港駅着。札幌行きの出発時間は”9時ジャスト”、マズい!!ガラガラとスーツケースを引き摺って国内線カウンターに飛び込む。ぎりぎり出発時刻・・・1分前orz。カウンターのお姉さん曰く、チケットの手配は15分前に終了したとの事。あー・・・旅行会社からの案内にも書いて有りましたネ、そんな事・・・orz。何とかならないか聞くと、席が空いた便は17時発しか無く、13~15時の便は欠員待ちでなら・・・と言う回答。取り合えず13時発の欠員待ちを願い出、空港内を散策して時間を潰す事にする。とは言え空き時間は4時間、しかも13時便に乗れるとも限らず、またまだ早い時間の所為か空いているテナントもちらほらと言った具合。重い荷物を引き摺りながら、空いているテナントを覗いたり、土産物屋で愛宴用の土産を物色したり、喫煙室で煙草を吸ってぼーっとしたり。「吉田商店」と言う駄菓子屋にて懐かしのオリエンタル・グアバを発見、1本購入、¥125也。喫煙室で久々に飲んでみたが・・・あー、これこれ、昔知立の婆様の家へ行った際に銭湯帰りに良く飲んだよなあ・・・としみじみ。海産物屋「魚太郎」では知多半島産の干物詰め合わせを購入、¥1k也。これはわしへの土産とする。腹が減ったのでヤマサの直営店らしい「ねりもの屋」にて、味噌おでん・発泡酒500mlを購入、¥850也。エントランスのテーブルにて食すが、中々に美味い。別のテナントで売っていた空港限定ビール・エアブロイも飲みたかったが・・・まあ今回は諦めておく。土産物屋では「坂角」ゆかり(10枚入)×2・「桂新堂」えび姫を購入、¥2414也。何とか時間を潰し、12時半頃に搭乗口の方へと移動する。中の売店にて「スガキヤ」スーちゃんのラーメン丼が売られているのを見掛けてしまい、空港限定と言う売り文句に釣られてつい購入してしまう、¥1500也。今から旅行に行くと言うのに、此処でこんなに荷物を増やして如何するんだ、わし・・・orz。カウンターに行って欠員の確認をするが、空席は1つ有るもののわしの前にクラスが上の乗客が1人、同様に待っているとの事。時間近くになるとANAのお姉さんが頻りに呼び出しを掛けている、わしは来るな!と念じている。念の甲斐が有ってか、誰も来なかった為にわしは登場できる事となり、急いでゲートへと向かう。ゲートに向かう途中に見掛けたテレビにて、今台風が接近中である事を初めて知る、通りで雨足も強い筈である。帰りは神戸、何だか予測を見る限りでは15日は絶望的な様なのだが・・・大丈夫だろうか?飛行機に乗り込み、13時過ぎに札幌へ向けて中部空港を飛び立つ。


飛行機内ではゆったり小説を読んで過ごす、しかし読んでいるのが選りにも選って、日航機墜落事故を扱った横山秀夫「クライマーズハイ」ってのが・・・面白いんが、何だかこの飛行機も落ちそうな気がして来てちと不安になる。15時前後、札幌・新千歳空港着。荷物を受け取って先ずは空港内をうろうろ、しかし勝手が判らないわ、札幌へ向かおうにも如何やって行ったら良いやら判らないわ、何しろ下調べもガイドブックも無い侭、兎に角荷物だけを持って飛行機に飛び乗った次第であるから、何とも困ったものである。喫煙室で煙草を吹かしつつ暫し思案、何はともあれバスか何かで札幌へ・・・と思っていたら空港内にJRの駅が在るのを発見、雀躍して札幌行きの快速エアポートに乗り込む。JR新千歳空港ー札幌間¥1040也。1時間強の立ちんぼは少々疲れたが、小説を読んで紛らわせる。停車駅でドアが開くと、ひんやりとした空気が流れ込んで来て気持ちが良い、確かにY田さんが言っていた様に夜はTシャツ1枚では少々肌寒そうではある。車中から余り外の景色は眺めなかったが、高い建物が余り無いと言うか、横にざーっと広いと言うか。北海道はでっかいどう(死語)・・・か。

16時過ぎにJR札幌駅着。流石は県庁所在地、人出は多い。取り合えずだらだら歩いて市街地を見物しつつHTB本局でも探すか、と、がらがらスーツケースを引きながら歩き出す。時計台の前を通り、大通り公園の脇を歩き、オフィス街のビルの谷間を抜け、しかしHTBは見付けられず、已む無く宿を探すが近辺のホテルは何処も高そうで二の足を踏まざるを得ず、すすきの方面へととぼとぼ歩いて行く。途中、狸小路と言う東西に伸びるアーケードを見付け、西に向かって進む。土産物屋が在る、帰る前に立ち寄ろう。と、ホテル発見、飛び込んでみるがシングル¥7900の部屋しか取れないとの事、考えて見ると言って出る事にする。肩は重く、腕は痛く、足はダルい。もうあそこで良いか、と先程のホテルに戻ろうか考えていると、全国展開しているネカフェ「自遊空間」を発見。此処でホテルを探すか、と通常プランで中に入る。2、3件調べて電話を掛ける。で、見付けたホテルが「ホテルハシモト」。つか、明日泊まるホテルじゃんorz。最初からいかりやに連絡して前日も取って置いて貰えば良かったヨ、全く・・・。少々自分に腹が立ったので、腹立ち紛れにフリードリンクの粉末スープを幾つかポケットに捻じ込んで店を出る、利用料¥580也。ネカフェからホテルハシモトへ、如何にも荷物が重たくて敵わない。途中でダイソーを発見、そう言えばスーツは持って来たがワイシャツ等を持ってこなかった事を思い出し、立ち寄る事に。此処でワイシャツ・靴下×4・ベルトを購入、¥1050也。

18時前後、ホテルハシモト到着。宿泊費¥5500を支払い、722号室に。疲れたのでちっと横になり、其れからブログ用のメモを付け始める。少ししていかりやから電話有り、札幌に着いたとの事、わしはホテルハシモトに居ると告げると少々驚いた様であったが、桜崎さんと連れ立ってホテルに向かうとの事だったので待機する事とする。暫くしていかりや・桜崎さんホテル着。電話が有ったので702号室へ行き、桜崎さんと初対面。いやー・・・○0歳とは思えない若さで羨ましい限り、北海道在住の参加者は桜崎さんだけみたいだったので”えび姫”は桜崎さんに進呈。飯はまだとの事だったので、3人して札幌の夜の街に繰り出す事にする。

流石に週末の居酒屋は何処も彼処も一杯で、散々歩いた挙句狸小路端の「盆栽」へ入る。なんだか小洒落た店で、まあわし等は気にもせず飲み放題でズッキーニのチーズ焼き・ザンギ・カルパッチョとちびちび飲る。桜崎さんから名詞を頂いたが・・・あー・・・はー・・・稼いでまんなあwと言う感じwあの容姿でこの経歴なら、順風満帆ですがな、軽く嫉妬。如何にもならんが。23時過ぎに店を出、此処まで来たらすすきの・・・と言うわしに、意外にいかりやは帰るとの事。じゃあって事で2人と別れ、わしはすすきのへ。時間帯が?悪かった、情報誌「マンゾク」の人間(自称)の口車に乗り、行った先は・・・あー・・・カウンターバーに後ろの暗幕・・・其の昔京都でぼったくられた店と同じ作りだorz。¥20kをマスターに渡し、暫し水割りを飲んでいたが、やがて暗幕の内に。先程から話していた遣り手婆が交渉を切り出す、本番なら¥15kを追加と言うが、パターンは判っているので拒否、¥8kと下がり、結局¥6k追加で手打ち。で、来たのが若いけど太いおねいさん。いや、まあ、其の辺は別に文句を付けないが、喧しい音楽とパターンでありながら何処か「えー・・・?」と言う思いが気分を萎えさせ、結局満足のいかぬ侭時間切れ。あーーーー、糞!!ヤラれた!と腹が立って仕方が無いので、ホテル近所のログハウス風の店「プリモ ヒッツ」でウインナー盛り・トルティーアっぽいのと共にバーボン3杯を嚥下して紛らわせる、¥2500也。嗚呼、糞、腹立つわあ!ホテルへ戻り、追加のメモを認めてから、4時前後に就寝する。


ダンヒル吸った本数不明。


今日の支出:

食費・・・¥2625

雑費・・・¥38110

計¥40735


追記:

横山秀夫「クライマーズハイ」読了。やばい。「半落ち」が最高かと思っていたが、此れはまた・・・凄く良い。飛行機に乗ってる時に読むには少々アレだが・・・w。